☆ №2 株で損をしない方法はこれだ!
ポイント、ワンコインで株が!
今はスマートフォンの操作だけで簡単に株が買えます。
カードのポイントで株が買えたり、ワンコインで買えたり、1株単位から買えたりします。
小額からでも投資ができるので、若い人達がどんどん株を始めています。
先日、私の知り合いも言ってましたが、「バイトに来てる学生はみんなやってるで!」と。
投資感覚かゲーム感覚か
若い人達が、わずかな金額でも実際に投資することで、経済とか社会に対する関心がぐっと高まるので、それ自体はすごく意味のあることだと思います。
しかし、投資という観点からすると「ちょっと違うかなぁ~」と思う面もあります。
というのは、ポイントで買えるって言っても、ポイントは買い物してもらった「おまけ」みたいなものです。
1株単位で買えたり、ワンコインで買えるといっても、自分の財布に大きな負担はないので、無くなっても別に構わないみたいな感覚で、気軽にクリックして買っているかもしれません。
行為としては投資なんですが、どっちかというと遊びに近いというか、言葉悪いですけど、賭けみたいな感覚なんじゃないかなという気がします。(全ての人がそうだとは言いませんが)
問題は、これがいざ自分の大切なお金を出すとなったらどう思うかです。
金額が大きくなればなるほど、どこか腰が引けることはありませんか? ビビるというか。
頭の中では「大儲けできるかもしない」という期待がある反面、「損をしたらどうしよう?」と考えると、なぜか腰が引けてしまいます。
なぜ株に投資をするときに迷うのか?
あなたが、銀行や郵便局などの金融機関で投資信託を勧められた経験はなありませんか?
その時に、担当者からいろいろと説明をしてもいますが、最終的に必ずこのように聞き返しませんか?
「これからまだ上がりますか? 損はしませんよね? ほんとに大丈夫ですか?」
多くの人は迷ったり、悩んだりします。
なぜでしょうね???
一番大きい理由は、預金と違って元本が保証されてないということです。
投資信託は、元本が保証されていないリスクがある商品です。
「もしかしたら、損するのではないか?!」ということが頭をよぎるので、買うかどうかを迷ってしまう!そして腰が引けてしまうんです。
出すのは、自分の大切なお金です。
「減らしたくない、無くしたくない、損をしたくない!」と思うのは、人間の心理として当然のことです。
実はこの心理が、株式投資では後の収益を大きく左右することになります。
利益を得られるか、損をするかとうことに対する大きなポイントになってきます。
未来のことはわからない。
・今の株価が高いのか安いのか分からない
・これから上がるのか下がるのか
これは誰にも分かりません。
にもかかわらず、株式投資をやろうって思うんです。
これが、いざ株を買おうとしたときに迷う理由です。
株で損をしない方法はあるのか?
株を買うときに迷うのは、一言で言うと「損をすることに対する不安、心配、恐怖」です。
株で損をしない方法はあるのか?
みなさんはどう思われますか?
答えは、「株は損をします、でも大損しない方法はあります。」ということです。
上がることを保証された株なんてない!
株を買う時には値上がりすることを期待して買いますが、そこには絶対という保証はありません。
これは頭では充分分かっています。
でも、買う時の頭の中は「大儲け」という言葉でいっぱいになっています。
よく株の広告で、「上がる株が探せます!」とか、「この株は絶対に上がる!」、「必ず10倍に化ける!」みたいな内容を目にしますが、100%上がることが保証された株はこの世には存在しません。
上がってしまったものを後から見せられて、「これは上がる株だったんですよ!ほらほら!」と言われても、後出しジャンケンみたいもので全く訳が分かりませんよね。
正確な表現をすると、「上がる株」ではなくて、「上がる可能性の高い株」ということになります。
これならば、いくらでもあるし、簡単に探すことができます。
ポイントは上がらなかった時にどうするか!
問題は、上がる可能性が高いということは、下がる可能性もあるということです。
下る、イコール損失です。
ここがポイントです!
いくら自分が上がると見込んでいても、それは可能性だから下がる可能性もあるんだということを、頭の片隅に置いておくことが大切です!
だから、損をしない方法はありますか? の答えとしては「NO!株は損をします」となります。
しかし、それを念頭において置きさえすれば、大きな損を回避する方法があります!
重要なポイントは、「自分の思惑通りに上がらずに下がった場合にどう対処するか」ということです。
ただただ、下がっていくのを黙って見ていたら、損はどんどん膨らんで大切なお金は無くなってしまいます。
だから、なんらかの対処をする必要があります。
どうするか?答えは簡単です!
ダメだと思ったら、すぐに売って損の拡大を食い止めること!
これしかありません。
株は売った時点のお金が手元に返ってきます
幸いなことに、株は売って手放したら、その時点のお金が自分の手元に返ってきます。
たとえ、損をしていても、売った時点のお金が返ってくるのでゼロにはなりません。
競馬や競輪は負けたらゼロになりますので、ここがギャンブルと比べて明確に違う点です。
大事なのは、損をするかもしれなという前提で構えておいて、もしそうなったら潔く損切りをしてお金を守ること。
「売ること!、手放すこと!、逃げること!」まさにこの一言に尽きます。
損切りとは、負けを認めて株を売って手放すことです。
この売るという決断と、実際に売るという行動が大事です。
これが、たとえ損をしても大切なお金を失くさないための、もっとも安全な対処方法です。
最悪なのは塩漬け
損をするかもしれなという前提で、もしそうなったら潔く損切りをする。
これは、株式だけに限らず、投資信託や年金の運用、FX、ビットコインみたいな仮想通貨などの、どのリスク商品にも共通する考え方です。
上がった株はいつかは下がります。上がると期待したのに上がらず下がる株もあります。
逆に下がる株は、下がるだけの理由があるので、そう簡単には元の値段までには戻りませんので、損が解消する保証はどこにもありません。
買ったときの値段より安い値段で株を売れば、損が確定してしまいます。
人間の心理としては、損を認めたという事実が嫌なので、なかなかそれが出来ません。
売らずに持っていれば損を認めなくても良いし、「もしかしたら元の値段に戻るかもしれない」という可能性に賭けて、ついつい売らずに我慢してしまいます。
これが最悪の結果を生むことになるのです。
売らずに持っている間、資金は動かせずに凍結状態で常に損を抱えた状態になります。
毎日毎日、じっと我慢してブルーな気持ちで過ごさなければなりません。
こうやって、売るに売れず損を抱えたまま、にっちもさっちもいかなくなった株を持ち続けることを、株式用語では「塩漬け」と言います。
こういうことを繰り返していくと、最終的に資金が無くなり「株で大損した!、株は怖い!」ということになってしまうのです。
実は、25年前のバブル時代の株をまだ売れずに持ってる方は結構おられます・・・
上がらないと思ったら、とにかく手放す!
「上がらずにダメだと思ったら、潔く売りなさい!」、こういう話を私の受講生にすると、こんなことを言われることがあります。
「先生、売った後で上がっていったらどうするんですか?、そうなったら損をしただけで儲け損なうじゃぁないですか!」と。
確かにいったん下がった後に、株価が切り返して上がっていくケースもあります。
でも、「切り返さずにそのまま下がっていったとしたらどうしますか?、もっともっと損が膨らみますよ!」
「元々は、良い株だと思ったから買ったんでしょう?、もし切り返して上がっていったとしたら、しかるべきタイミングで買い戻せば良いだけじゃぁないですか!」
「売らずにそのまま下がって大損をするよりは、切り返しを確認するまでの多少儲け損なうことがあっても、結果としてお金を守れる方が良いでしょ!」と言います。
この対処の仕方、こういう考え方に頭を切り替えておかないと、いつまでたっても大きな損が積み重なることになってしまいます。
これが、大損をしない株式投資のやり方、安全に株をやるための第一の秘訣です。
確実に損を最小限にする方法があります
でも、それは分かっていても「気持ちとして私にはできない!」という方もおられますよね。
ではどうするか?
具体的な解決策があります!
その方法を今からお話します。
株を売買する時は、証券会社に対して注文を出します。みなさんネットでやると思います。
株の買い注文をする時に、「もし私が買った株が下がったとしたら、私はいくら以下になったら売って終わりにします! 手仕舞いします!」という値段を、あらかじめ自分で決めて予約しておくことができます。
これを「逆指値注文」と言います。
そうすれば、たとえ仕事中であっても家事をしていても、自動的にコンピュータがその値段まで下がったら売ってくれます。
その時点のお金が守れて、損失を限定することができます。
逆指値注文でお金を守る
例えば、あなたが1万円で株を買うとします。
買う注文をする時に、「もし株価が9,900円まで下がったら、私は売って撤退します」と事前に売る注文をしておけば、株価が9,900円になった時点でコンピュータが自動的に売ってくれます。
そうなればどうですか?
手元には9,900円の現金が戻ってきて、損失は僅か100円で済むことになります。
上がると期待したのに上がらなかったわけですから、どこまで下がるか分からない中で、最低限の損で食い止めることができるのです。
金額的に最小限の損で済むだけでなく、心理的にも良いことがあります。
買う前に、自分の損失額をあらかじめ決めておくことができるので、「もし損をしても100円の損で済む」ということが買う前から分かっているので、気持ち的にもの凄く安心です!
「どこまで下がるかとか、いくら損をするか」というドキドキ、ヒヤヒヤする不安から解放されます。
心理的にケジメがつけられると、お金を出すことに対して腰が引けることがなくなります。
ダメでもお金がしっかり手元に戻ってきますから、その資金を元に別の株にチャレンジすることができます。
この「逆指値注文」、もの凄く便利です!
これも、株式投資を安全にする一つのやり方です。
安全な投資をすることが最優先です
株は必ず損をする可能性があるということ。
買った後に上がらないと思ったら、すかさず売ってお金を守る。
これが出来れば、万一下がったとしても大きな損をしないでお金が守れます。
これが一番大事です。
「楽しく株の話をするのかと思ったら、損する話かぁ!」と思われるかもしれませんが、投資をする以上は儲けることと、自分のお金を守ることの2つの実現がどうしても必要になります。
守りがあってこそ、資金を増やすための攻めに転じることができるのです。
株には、ここまでなら切り返す可能性があるから我慢した方が良いという境目があって、ここより先は絶対に手放さないといけない境目があります。
その境目でドスンと下げるんです。
だから、ダメだと思ったら必ず売って手放さないといけないんです。
実際に、「あの時に、悲しかったけど思い切って手放して良かったです!」という方がたくさんおられます。
・不安があったら、株は楽しくありません。
・不安が減ると、株が楽しくなります! シーソー見たいな関係。
だから安全な投資スタンスで収益を目指す、株を楽しむということが大切なんです。
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